新規登録 ログイン

9_80 ことば / 単語

古文単語「おほわらは/大童」の意味・解説【名詞】

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
おほわらは/大童

このテキストでは、古文単語「おほわらは/大童」の意味、解説とその使用例を記している。

名詞

意味

兜をかぶるときの髪型、髪が乱れて垂れたざんばら髪

[出典]能登殿最期 平家物語
「鎧の草摺(くさず)りかなぐり捨て、胴ばかり着て、大童になり、大手を広げて立たれたり。」

[訳]:鎧の草摺りを強く掴んで引っ張り捨て、胴(の武具)だけ着て、ざんばら髪になり、大手を広げて立っていらっしゃった。


備考

兜をかぶるときは普通、髪を束ねずにかぶるので、兜を取ると「大童」の姿となる。このことから、「戦場で大童になる=兜が外れるぐらい奮闘している様子」から、のちに、一生懸命になっている姿を意味するようになった。
Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 9,461 pt 
 役に立った数 1 pt 
 う〜ん数 0 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。