はらふくる/腹膨る
このテキストでは、古文単語「
はらふくる/腹膨る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
成り立ち
名詞「腹」とラ行下二段活用「ふくる」とが一語になったもの。「腹膨る」でひとつの言葉として捉える考え方もあるが、その場合の活用は以下の通り。
ラ行下二段活用
未然形 | はらふくれ |
連用形 | はらふくれ |
終止形 | はらふくる |
連体形 | はらふくるる |
已然形 | はらふくるれ |
命令形 | はらふくれよ |
■意味1:自動詞
(言いたいことを言わずにいて)
気持ちが悪い、不愉快だ、不満がたまる。
[出典]:
折節の 徒然草
「おぼしきこと言はぬは
腹ふくるるわざなれば...」
[訳]:こうあって欲しいと思うことを口にしないのは
気持ちが悪いことなので...
■意味2:自動詞
腹が膨らむ、太る。