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古文単語「さいまくる」の意味・解説【ラ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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さいまくる

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「さいまくる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

※「さきまくる」のイ音便。「さいまぐる」ともいう。

「さいまくる」には、
①ラ行四段活用
②ラ行下二段活用
の用法がある。
①ラ行四段活用

未然形さいまくら
連用形さいまくり
終止形さいまくる
連体形さいまくる
已然形さいまくれ
命令形さいまくれ


意味:自動詞

先走る、口出しする

[出典]にくきもの 枕草子
「また、物語するに、さしいでして、我ひとりさいまくる者。」

[訳]:また、世間話をしているときに、でしゃばって、自分ひとり口出しする者(はしゃくに障る)。


②ラ行下二段活用

未然形さいまくれ
連用形さいまくれ
終止形さいまくる
連体形さいまくるる
已然形さいまくるれ
命令形さいまくれよ


意味:自動詞

先走る、口出しする

[出典]:浜松中納言物語
「さかしら心の、際高く、さいまくれたるやうなる、返りてはうたてありや。」

[訳]:利口ぶった心が、一際はっきりとして、先走っているようなことは、かえって見苦しいものです。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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