ところせがる/所狭がる
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
ところせがる/所狭がる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | ところせがら |
連用形 | ところせがり |
終止形 | ところせがる |
連体形 | ところせがる |
已然形 | ところせがれ |
命令形 | ところせがれ |
■意味:他動詞
窮屈に思う、厄介に思う。
[出典]:
姨捨 大和物語
「これをなほ、この嫁、
ところせがりて、今まで死なぬことと思ひて、よからぬことを言ひつつ...」
[訳]:このことをいっそう、この嫁は、
厄介に思って、今まで(よく)死ななかったことよと思って、(伯母の)よくないことを口にしながら...