みしひと/見し人
このテキストでは、古文単語「
みしひと/見し人」の意味、解説とその使用例を記している。
成り立ち
マ行上一段活用の動詞「見る」の連用形「見」と過去を表す助動詞「き」の連体形「し」、そして名詞「人」が一語になったもの。
連語
■意味
以前会ったことがある人。
[出典]:
東下り 伊勢物語
「『かかる道は、いかでかいまする。』といふを見れば、
見し人なりけり。」
[訳]:「このような道を、どうしていらっしゃるのですか。」と言うのを見ると、
以前会ったことのある人でした。