あけゆく/明け行く
このテキストでは、カ行四段活用の動詞「
あけゆく/明け行く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
カ行四段活用
未然形 | あけゆか |
連用形 | あけゆき |
終止形 | あけゆく |
連体形 | あけゆく |
已然形 | あけゆけ |
命令形 | あけゆけ |
■意味1:自動詞
夜が明けていく。
[出典]:
芥川 伊勢物語
「やうやう夜も
明けゆくに、見れば、率て来し女もなし。」
[訳]:次第に夜も
明けていくので、(男が蔵の中を)見ると、連れてきた女性もいません。
■意味2:自動詞
年が明けていく。
[出典]:折節の 徒然草
「かくて明け行く空の景色、昨日に変はりたりとは見えねど...」
[訳]:こうして年が明けていく空の様子は、昨日と変わっているとは見えないが...