おもひあまる/思ひ余る
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
おもひあまる/思ひ余る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | おもひあまら |
連用形 | おもひあまり |
終止形 | おもひあまる |
連体形 | おもひあまる |
已然形 | おもひあまれ |
命令形 | おもひあまれ |
■意味:自動詞
思い悩む、どうしてよいかわからなくなる。
[出典]:
新古今和歌集
「
思ひあまりそなたの空をながむれば霞を分けて春雨ぞ降る」
[訳]:(恋しさのあまり)
どうしてよいかわからなくなり、(せめともと逢えないあなたのいる)そちらの空を物思いにふけりながらぼんやりと眺めると、霞を分けて春雨が降ることです。