きぬながなり/衣長なり
このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「
きぬながなり/衣長なり」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容動詞・ナリ活用
未然形 | きぬながなら | ◯ |
連用形 | きぬながなり | きぬながに |
終止形 | きぬながなり | ◯ |
連体形 | きぬながなる | ◯ |
已然形 | きぬながなれ | ◯ |
命令形 | きぬながなれ | ◯ |
■意味
着物の丈が長い様。
[出典]:
うつくしきもの 枕草子
「いみじう白く肥えたるちごの二つばかりなるが、二藍の薄物など、
衣長にてたすき結ひたるがはひ出でたるも...」
[訳]:とても色白で太っている子で2歳ぐらいになるのが、紅花と藍で染めた薄い絹の着物などを、
丈が長くて袖を紐で結びあげたのが這ってでてきたのも...