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古文単語「いさむ/勇む」の意味・解説【マ行四段活用・マ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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いさむ/勇む

このテキストでは、古文単語「いさむ/勇む」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

「いさむ」には
いさむ/諌む/禁む(マ行下二段活用)
・勇む(マ行四段活用/マ行下二段活用)

の用法があるが、ここでは「勇む」についてみていく。
マ行四段活用

未然形いさま
連用形いさみ
終止形いさむ
連体形いさむ
已然形いさめ
命令形いさめ


意味1:自動詞

激しく興奮する

[出典]徒然草 兼好法師
「「これは勇める馬なり」とて、鞍を置き換へさせけり。」

[訳]:「これは激しく興奮している馬だ。」といって、鞍を別の馬に付け替えさせました。


マ行下二段活用

未然形いさめ
連用形いさめ
終止形いさむ
連体形いさむる
已然形いさむれ
命令形いさめよ


意味1:他動詞

励ます、慰める

[出典]:平治物語
「「あまりに臆れたればいさむるなり」とて、太刀をさゝれぬ。」

[訳]:「あまりにも気後れしているので励ますのだ。」といって、刀を差した。


※参照:いさむ/勇むの解説
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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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