さすがに
このテキストでは、古文単語「
さすがに」の意味、解説とその使用例を記している。
副詞
■意味
そうはいってもやはり。
[出典]:
若紫・北山の垣間見 源氏物語
「...とて、いみじく泣くを見給ふも、すずろに悲し。幼心地にも、
さすがにうちまもりて、伏し目になりてうつぶしたるに」
[訳]:...といって、たいそう泣いているのを(光源氏が)ご覧になるのも、なんということもなく悲しい気がします。(少女は)幼心にも、
そうはいってもやはり(尼君のことを)じっと見つめて、伏し目になってうつむいていますが...