ヴィルヘルム1世とビスマルク
19世紀に入るまで、ドイツは分裂状態にありました。この時代、力をつけていたプロイセン王に即位したのが
ヴィルヘルム1世です。
彼は、軍事力の増強によって他国を圧倒し、ドイツの統一を目指していました。
そんな中、首相として起用されたのがビスマルクです。
ビスマルクは、エルベ川以東の地主貴族を指すユンカー出身で、自由主義者を圧倒し、「鉄血政策」を推し進めました。
「鉄血政策」の鉄は武器を、血は兵士を表し、徹底的な武力による統一を推し進めたのです。彼は以後
鉄血宰相と言われるようになります。