はじめに
脊椎動物の筋肉は、主に2つにわけられます。横紋筋と平滑筋です。横紋筋はさらに骨格筋と心筋とにわけられますが、これらの筋肉の性質についてこのテキストでは述べています。
横紋筋と平滑筋
まず横紋筋と平滑筋の違いについてですが、横紋筋は多数の筋繊維からできており、この筋繊維の収縮単位をサルコメアと言います。
このサルコメアが存在しているのが横紋筋、存在していないのが平滑筋です。
骨格筋:骨格についている筋肉
骨格筋は、
筋繊維とよばれる細長い細胞が束になってできた筋肉です。
自分の意思で動かすことのできる筋肉です。
心筋:心臓を形成する筋肉
「心筋細胞」と耳にされたことのある方も多いかもしれませんが、
心臓を形成する筋肉がこの心筋です。もちろん、自分の
意思で動かすことはできません。
平滑筋:内蔵を形成する筋肉
平滑筋は、
内蔵や血管を作る筋肉です。こちらも心筋と同様に、
自分の意思で動かすことはできません。