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古文単語「さりとて/然りとて」の意味・解説【接続詞】

著者名: 走るメロス
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「さりとて/然りとて」の意味・活用・使用例【接続詞】

このテキストでは、古文単語「さりとて/然りとて」の意味、解説とその使用例を記しています。

接続詞

※ラ行変格活用「さり」の終止形と格助詞「と」と接続助詞「て」(もしくは格助詞「とて」)が合わさったもの。
意味

だからといって、そうであっても、とはいえ

[出典]宇治拾遺物語
「『いざ、かひもちひせむ。』と言ひけるを、この児、心寄せに聞きけり。さりとて、しいださむを待ちて寝ざらむも、わろかりなむと思ひて...」

[訳]:(僧たちが)『さあ、ぼた餅を作ろう。』と言ったのを、この子どもは、期待することとして聞いていました。だからといって、作り上げるのを待って寝ずにいるのも、きっとよくないだろうと思って...

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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