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古文単語「うちいだす/打ち出だす」の意味・解説【サ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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うちいだす/打ち出だす

このテキストでは、サ行四段活用の動詞「うちいだす/打ち出だす」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

サ行四段活用

未然形うちいださ
連用形うちいだし
終止形うちいだす
連体形うちいだす
已然形うちいだせ
命令形うちいだせ


意味1:他動詞

少し出す

[出典]:栄花物語
「衣のつま重なりてうち出だしたるは、色々の錦を枕冊子に作りてうち置きたらむやうなり。」

[訳]:着物の端が重なって(御簾の下から)少し出してある様子は、様々な色の錦を本に作って置いてあるようです。


意味2:他動詞

(金属などを)
打ち鍛えて造する

[出典]:太平記
「雌雄の二剣をうち出だせり。」

[訳]:雌雄二振りの剣を打ち鍛えて作り出した。




意味3:他動詞

声に出して吟じる、口に出す

[出典]枕草子 清少納言
「...といふことを、高ううち出だし給へる」

[訳]:...ということを、声高々と吟じなさったのですが...

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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