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古文単語「いつく/斎く/傳く」の意味・解説【カ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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いつく/斎く/傳く

このテキストでは、カ行四段活用の動詞「いつく/斎く/傳く」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

カ行四段活用

未然形いつか
連用形いつき
終止形いつく
連体形いつく
已然形いつけ
命令形いつけ


「いつく」には
①斎く
②傳く

とあるが、それぞれ意味が異なる。

①斎く

意味1:自動詞

神に仕える、大切にまつる

[出典]:万葉集
「住吉にいつく祝が神言と行くとも来とも舟は早けむ...」

[訳]:住吉大社に仕える神官の神のお告げには、行きも帰りも舟は早いだろうと...




②傳く

意味1:他動詞

大切に育てる

[出典]竹取物語
「帳のうちよりも出ださず、いつき養ふ。」

[訳]:とばりの中からも出さないで、大切に養い育てる

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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