新規登録 ログイン

10_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

『鴻門之会・項羽大いに怒る』(楚軍行略定秦地〜)わかりやすい現代語訳・書き下し文と解説

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加

現代語訳(口語訳)

楚の軍は進撃しながら秦の領地を攻略して平定し、函谷関に辿り着きました。
(ところが)兵がいて関を守っていて、入ることができません。
また、沛公がすでに咸陽を破ったと聞いて、項羽は大変怒って、当陽君らに命じて関を攻めさせました。
項羽はついに関に入って、戯西に辿り着いたのです。



沛公軍は覇上に陣をとり、まだ項羽と会見できずにいました。
沛公の左司馬であった曹無傷は、使いの者に項羽に言わせたました。

「沛公は関中で王になろうとしており、(秦最後の皇帝である)子嬰を丞相にして、宝をことごとく自分の物にしてしまいました。」と。


(これを聞いた)項羽は大変怒って言いました。

「明朝、兵士たちに酒食をふるまえ。
沛公軍を撃ち破ることとしよう。」と。



このとき、項羽の兵は四十万人で、(陣は)新豊の鴻門にありました。
沛公の兵は十万人で、(陣は)覇上にありました。
(項王軍の軍師であった)范増は、項羽に説いて言いました。





「沛公が山東にいたときは、財貨をむさぼり、美女を好んでいました。
(しかし)いま関に入ってからは、財貨を取ることはなく、女性を寵愛することもありません。
これは沛公の志が小さいところにはないということです。(財産や女性ではなくその志は天下にある。)
私が人に、沛公の気を望見させたところ、みな竜虎の形をしていて、五色の綾をなしていました。
これは天子の気です。
急いで討ち取ってしまいなさい、決して逃してはなりません。」と。


つづき

『鴻門之会・剣の舞』(沛公旦日従百余騎〜)わかりやすい現代語訳・書き下し文と解説


次ページ:本文をあらすじにまとめました・単語解説

1ページへ戻る
前のページを読む
2/3
次のページを読む

Tunagari_title
・『鴻門之会・項羽大いに怒る』(楚軍行略定秦地〜)わかりやすい現代語訳・書き下し文と解説

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
『教科書 高等学校標準 古典B 漢文編』 第一学習社
鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 625,825 pt 
 役に立った数 455 pt 
 う〜ん数 58 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。