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世説新語『漱石枕流』書き下し文・現代語訳(口語訳)と解説

著者名: 走るメロス
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『漱石枕流』原文・現代語訳と解説

このテキストでは、中国の故事『漱石枕流』の原文(白文)、書き下し文、わかりやすい現代語訳(口語訳)とその解説を記しています。




漱石枕流の読み方と意味

『漱石枕流』は「そうせきちんりゅう」と読み、「自分の誤りを認めずに、負け惜しみから理屈の通らない言い逃れをすること」を意味します。


白文(原文)

孫子荊、年少時、欲隠
語王武子、当枕石漱流、誤曰、
「漱石枕流。」


王曰、
「流可枕、石可漱乎。」


孫曰、
所以枕流、欲洗其耳。所以漱石、欲礪其歯。」





書き下し文

孫子荊、年少(わか)き時、隠れんと欲す。
王武子に語るに、当(まさ)に石に枕し流れに漱(くちすす)がんとすとすべきに、誤りて曰はく、
「石に漱ぎ流れに枕す。」と。






王曰はく、
「流れは枕すべく、石は漱ぐべきか。」と。


孫曰はく、
「流れに枕する所以(ゆえん)は、其の耳を洗はんと欲すればなり。石に漱ぐ所以は、其の歯を礪(みが)かんと欲すればなり。」と。


【「月極」は「げっきょく?」正しい読み方と意味を解説】

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鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店
『教科書 高等学校 古典B 漢文編』 三省堂

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