「月極」は「げっきょく」じゃない
言葉の意味は知っているけどなかなか読むことができない。そんな漢字にフォーカスしていきます。今回は「月極」です。街中でよく目にする「月極」の駐車場。
「げっきょく」または「げつごく」と読んだ人は要注意です。このテキストでは「月極」の正しい読み方と意味について解説していきます。
「月極」の読み方
「月極」は「つきぎめ」と読みます。
■「月」
「月」は、音読みで「ゲツ・ガツ」、訓読みで「つき」と読みます。この読み方はみなさんご存知でしょう。問題なのは「極」です。
■極
「極」は音読みでは「キョク・ゴク」、訓読みでは「きわ(める)・
き(める)」などと読みますが、「き(める)」と読むことに違和感を覚える人が多いのではないでしょうか。
それもそのはず。「極」自体は小学校で習う漢字ですが、
「き(める)」は常用漢字外の読み方なので、学校では教わらないのです。
「月極」の意味
「月極」の意味は「一月間で幾らという契約をすること」
英語だと「マンスリー」といったところでしょうか。つまり「月極の駐車場」とは、1ヶ月単位で契約をする駐車場という意味になります。
なぜ「月決め」ではないの?
わざわざ読みづらい「月極」ではなく、「月決め」とすればいいんじゃないの?と思うかもしれません。諸説ありますが、
「極」には、「決」より、「契約する」、「皆で決める」という意味合いが強そうということと、かなり古い時代から「月極」という言葉が、現在と同じ意味で使われていたらしいということ、が言えるかと思われる。
※
レファレンス共同データベースより引用
というのが理由の1つなようです。
まとめ
「月極」は「つきぎめ」と読みます。
是非この機会に覚えてくださいね。