テストに役立つ!竹取物語『帝の求婚』の品詞分解
このテキストでは、
竹取物語の一節『
帝の求婚』(
帝、にはかに〜)の品詞分解を記しています。
現代語訳
竹取物語『帝の求婚(帝、にはかに〜)』のわかりやすい現代語訳と解説
竹取物語とは
竹取物語は、平安時代初期に成立したとされる物語です。正確な成立年や作者は未詳です。
品詞分解
名詞は省略しています。
■帝、にはかに日を定めて、御狩りに出で給うて、かぐや姫の家に入り給うて見給ふに、光満ちて、清らにてゐたる人あり。
帝、 | ー |
にはかに | 形容動詞・ナリ活用・連用形 |
日 | ー |
を | 格助詞 |
定め | マ行下二段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
御狩り | ー |
に | 格助詞 |
出で | ダ行下二段活用・連用形 |
給う | 尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形のウ音便 |
て、 | 接続助詞 |
かぐや姫 | ー |
の | 格助詞 |
家 | ー |
に | 格助詞 |
入り | ラ行四段活用・連用形 |
給う | 尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形のウ音便 |
て | 接続助詞 |
見 | マ行上一段活用・連用形 |
給ふ | 尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連体形 |
に、 | 接続助詞 |
光満ち | タ行四段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
清らに | 形容動詞・ナリ活用・連用形 |
て | 接続助詞 |
ゐ | ワ行上一段活用・連用形 |
たる | 存続の助動詞・連体形 |
人 | ー |
あり。 | ラ行変格活用・終止形 |
■これならむとおぼして、近く寄らせ給ふに、逃げて入る袖をとらへ給へば、面をふたぎて候へど、はじめよく御覧じつれば、
これ | 代名詞 |
なら | 断定の助動詞・未然形 |
む | 推量の助動詞・終止形 |
と | 格助詞 |
おぼし | サ行四段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
近く | 形容詞・ク活用・連用形 |
寄ら | ラ行四段活用・未然形 |
せ | 尊敬の助動詞・連用形 |
給ふ | 尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連体形 |
に、 | 接続助詞 |
逃げ | ガ行下二段活用・連用形 |
て | 接続助詞 |
入る | ラ行四段活用・連体形 |
袖 | ー |
を | 格助詞 |
とらへ | ハ行下二段活用・連用形 |
給へ | 尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・已然形 |
ば、 | 接続助詞 |
面 | ー |
を | 格助詞 |
ふたぎ | ガ行四段活用・連用形 |
て | 接続助詞 |
候へ | ハ行四段活用・已然形 |
ど、 | 接続助詞 |
はじめ | ー |
よく | 形容詞・ク活用・連用形 |
御覧じ | サ行変格活用・連用形 |
つれ | 完了已然形 |
ば、 | 接続助詞 |
■類なくめでたくおぼえさせ給ひて、「許さじとす。」とて、ゐておはしまさむとするに、かぐや姫答へて奏す、
類なく | 形容詞・ク活用・連用形 |
めでたく | 形容詞・ク活用・連用形 |
おぼえ | ヤ行下二段活用・未然形 |
させ | 尊敬の助動詞・連用形 |
給ひ | 尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
「許さ | サ行四段活用・未然形 |
じ | 打消意志の助動詞・終止形 |
と | 格助詞 |
す。」 | サ行変格活用・終止形 |
とて、 | 格助詞 |
ゐ | ワ行上一段活用・連用形 |
て | 接続助詞 |
おはしまさ | 尊敬の補助動詞・サ行四段活用・未然形 |
む | 意志の助動詞・終止形 |
と | 格助詞 |
する | サ行変格活用・連体形 |
に、 | 接続助詞 |
かぐや姫 | ー |
答へ | ハ行下二段活用・連用形 |
て | 接続助詞 |
奏す、 | サ行変格活用・終止形 |
■「おのが身は、この国に生まれて侍らばこそ使ひ給はめ、いとゐておはしましがたくや侍らむ。」と奏す。
「おの | 代名詞 |
が | 格助詞 |
身 | ー |
は、 | 係助詞 |
こ | 代名詞 |
の | 格助詞 |
国 | ー |
に | 格助詞 |
生まれ | ラ行下二段活用・連用形 |
て | 接続助詞 |
侍ら | 丁寧の補助動詞・ラ行変格活用・未然形 |
ば | 接続助詞 |
こそ | 係助詞 |
使ひ | ハ行四段活用・連用形 |
給は | 尊敬の補助動詞・ハ行四段活用・未然形 |
め、 | 適当の助動詞・已然形 |
いと | 副詞 |
ゐ | ワ行上一段活用・連用形 |
て | 接続助詞 |
おはしましがたく | 形容詞・ク活用・連用形 |
や | 係助詞 |
侍ら | 丁寧の補助動詞・ラ行変格活用・未然形 |
む。」 | 推量の助動詞・連体形 |
と | 格助詞 |
奏す。 | サ行変格活用・終止形 |