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竹取物語冒頭『かぐや姫の生い立ち』テストで出題されそうな問題

著者名: 走るメロス
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竹取物語『かぐや姫の生い立ち』

このテキストでは、竹取物語の冒頭『かぐや姫の生い立ち』(今は昔、竹取の翁といふものありけり〜)でテストに出題されそうな問題をピックアップしていきます。 書籍によっては『冒頭』とだけ記されるものもあります。



次の文章を読み、問いに答えよ。

今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。名をば、さぬきの造となむいひける。その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありけるあやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり

翁言ふやう、

我、朝ごと夕ごとに見る竹の中におはするにて、知りぬ。子となり給ふべき人なめり

とて、手にうち入れて家へ持ちて来ぬ。妻の嫗に預けて養はす。うつくしきことかぎりなし。いと幼ければ籠に入れて養ふ。竹取の翁、竹を取るに、この子を見つけてのちに竹取るに、節を隔ててよごとに金ある竹を見つくること重なりぬ。かくて翁やうやう豊かになりゆく。

問題

Q1:「翁」、「さぬきの造」、「妻」、「嫗」、「籠」を現代仮名遣いで記しなさい。


Q2:「もと光る竹なむ一筋ありける」の「ありける」について、助動詞「ける」の意味と活用形を答えなさい。またこの「ける」と同じ意味・活用形の助動詞が文中にはあと一箇所使われている。それを四文字で抜き出しなさい。


Q3:「あやしがりて」の意味を答えなさい。




Q4:「いとうつくしうてゐたり」を現代語訳しなさい。


Q5:「子になり給ふべき人なめり」の「なめり」を文法的に説明しなさい。


次ページ:解答と現代語訳

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・竹取物語冒頭『かぐや姫の生い立ち』テストで出題されそうな問題

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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 高等学校国語総合 古典編』 三省堂
『教科書 精選国語総合』 三省堂
『教科書 高等学校国語総合』 第一学習社

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