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十訓抄『成方の笛(成方といふ笛吹き)』の品詞分解(助動詞など)

著者名: 走るメロス
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この使ひを召し迎へて、尋ねらるるに、「まさしく申し候ふ。」と言ふほどに、俊綱大きに怒りて、


代名詞
格助詞
使ひ
格助詞
召し迎へハ行下二段活用・連用形
て、接続助詞
尋ねナ行下二段活用・未然形
らるる尊敬の助動詞・連体形
に、格助詞
「まさしく形容詞・シク活用・連用形
申しサ行四段活用・連用形
候ふ。」丁寧の補助動詞・ハ行四段活用・終止形
格助詞
言ふハ行四段活用・連体形
ほど
に、格助詞
俊綱
大きに形容動詞・ナリ活用・連用形
怒りラ行四段活用・連用形
て、接続助詞



「人を欺きすかすは、その咎軽からぬ事なり。」とて、雑色所へ下して、木馬に乗せむとする間、成方曰はく、「身の暇を給はりて、この笛を持ちて参るべし。」と言ひければ、人をつけてつかはす。

「人
格助詞
欺きカ行四段活用・連用形
すかすサ行四段活用・連体形
は、係助詞
代名詞
格助詞
軽から形容詞・ク活用・未然形
打消の助動詞・連体形
なり。」断定の助動詞・終止形
とて格助詞
雑色所
格助詞
下しサ行四段活用・連用形
て、接続助詞
木馬
格助詞
乗せサ行下二段活用・未然形
意志の助動詞・終止形
格助詞
するサ行変格活用・連体形
間、
成方
曰はハ行四段活用・未然形
く、接尾語
「身
格助詞
格助詞
給はりハ行四段活用・連用形
て、接続助詞
代名詞
格助詞
格助詞
持ちタ行四段活用・連用形
接続助詞
参るラ行四段活用・終止形
べし。意志の助動詞・終止形
格助詞
言ひハ行四段活用・連用形
けれ過去の助動詞・已然形
ば、接続助詞
格助詞
つけカ行下二段活用・連用形
接続助詞
つかはす。サ行四段活用・終止形



帰り来て、腰より笛を抜き出でて言ふやう、「このゆゑにこそ、かかる目は見れ。情けなき笛なり。」とて、軒のもとに下りて、石を取りて、灰のごとくに打ち砕きつ。

帰り来カ行変格活用・連用形
て、接続助詞
より格助詞
格助詞
抜き出でダ行下二段活用・連用形
接続助詞
言ふハ行四段活用・連体形
やう、
「こ代名詞
格助詞
ゆゑ
格助詞
こそ、係助詞
かかる連体詞
係助詞
見れ。マ行上一段活用・已然形
情けなき形容詞・ク活用・連体形
なり。」断定の助動詞・終止形
とて、接続助詞
格助詞
もと
格助詞
下りラ行四段活用・連用形
て、接続助詞
格助詞
取りラ行四段活用・連用形
て、接続助詞
格助詞
ごとく比況の助動詞・連用形
格助詞
打ち砕きカ行四段活用・連用形
つ。完了の助動詞・終止形



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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
「教科書 高等学校 古典B」 第一学習社
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店

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