大鏡『雲林院の菩提講』
ここでは、大鏡の中の『雲林院の菩提講(誰も、少しよろしき者どもは〜)』の品詞分解を行っています。
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大鏡『雲林院の菩提講(誰も、少しよろしき者どもは〜)』の現代語訳・解説
品詞分解
※名詞は省略してあります。
誰(代名詞)
も(係助詞)
少し(副詞)
よろしき(形容詞・シク活用・連体形)
者ども
は(係助詞)、
見おこせ(サ行下二段活用・連用形)、
居寄り(ラ行四段活用・連用形)
など(副助詞)
し(サ行変格活用・連用形)
けり(過去の助動詞・終止形)。
年
三十
ばかり(副助詞)
なる(断定の助動詞・連体形)
侍めき(カ行四段活用・連用形)
たる(存続の助動詞・連体形)
者
の(格助詞)、
せちに(形容動詞・ナリ活用・連用形)
近く(形容詞・ク活用・連用形)
寄り(ラ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)、
「いで(感動詞)、
いと(副詞)
興
ある(ラ行変格活用・連体形)
こと
言ふ(ハ行四段活用・連体形)
老者たち
かな(終助詞)。
さらに(副詞)
こそ(係助詞)
信ぜ(サ行変格活用・未然形)
られ(可能の助動詞・未然形)
ね(打消の助動詞・已然形)。」
と(格助詞)
言へ(ハ行四段活用・已然形)
ば(接続助詞)、
翁
二人
見かはし(サ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)
あざ笑ふ(ハ行四段活用・終止形)。
繁樹
と(格助詞)
名のる(ラ行四段活用・連体形)
が(格助詞)
方ざま
に(格助詞)
見やり(ラ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)、
「『いくつ
と(格助詞)
いふ(ハ行四段活用・連体形)
こと
覚え(ヤ行下二段活用・未然形)
ず(打消の助動詞・終止形)。』
と(格助詞)
いふ(ハ行四段活用・終止形)
めり(推定の助動詞・終止形)。
こ(代名詞)
の(格助詞)
翁ども
は(係助詞)
覚え(ヤ行下二段活用・連用形)
たぶ(バ行四段活用・終止形)
や(係助詞)。」
と(格助詞)
問へ(ハ行四段活用・已然形)
ば(接続助詞)、
「さらに(副詞)
も(係助詞)
あら(ラ行四段活用・未然形)
ず(打消の助動詞・終止形)。
一百九十歳
に(断定の助動詞・連用形)
ぞ(係助詞)、
今年
は(係助詞)
なり(ラ行四段活用・連用形)
侍り(補助動詞・ラ行変格活用・連用形)
ぬる(完了の助動詞・連体形)。
されば(接続詞)、
繁樹
は(係助詞)
百八十
に(格助詞)
および(バ行四段活用・連用形)
て(接続助詞)
こそ(係助詞)
さぶらふ(補助動詞・ハ行四段活用・終止形)
らめ(現在推量の助動詞・已然形)
ど(接続助詞)、
やさしく(形容詞・シク活用・連用形)
申す(サ行四段活用・連体形)
なり(断定の助動詞・終止形)。