新規登録 ログイン

9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

式子内親王『桐の葉もふみわけがたくなりにけり必ず人を待つとなけれど』現代語訳と品詞分解

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
はじめに

このテキストでは、新古今和歌集で詠まれている「桐の葉もふみわけがたくなりにけり必ず人を待つとなけれど」という歌について説明していきます。

原文

桐の葉もふみわけがたくなりにけり必ず人を待つとなけれど

現代語訳(口語訳)

桐の葉も落ちては積もり、人の来訪がないので踏み分けにくいほどになってしまった。必ずしも、人を待っているというわけではないのだけれど。

単語・解説

ふみわけがたくなりにけり来訪があると、道の落ち葉は踏まれて、そこに人が通ったあとが残るものだが、人がまったくやってこないので、どこが道なのかもわからなくなってしまった。
人を待つとなけれど必ずしも待ってはいないと言いつつも、どこか人恋しさを求める心を見事に表現している


品詞分解

※名詞は省略してあります。

格助詞
係助詞
ふみわけがたく形容詞・ク活用・連用形
なりラ行四段活用・連用形
完了の助動詞・連用形
けり詠嘆の助動詞・終止形
かならず副詞
格助詞
待つタ行四段活用
格助詞
なけれ形容詞・ク活用・已然形
接続助詞

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 精選国語総合』 東京書籍

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 21,299 pt 
 役に立った数 8 pt 
 う〜ん数 2 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。