はじめに
このテキストでは、
与謝蕪村が詠んだ、「斧入れて香におどろくや冬木立」という句の現代語訳と解説をしています。
原文
斧入れて香におどろくや冬木立
現代語訳(口語訳)
冬枯れした木に斧を打ち込んだところ、中から木の香がしてきた。冬木立は見た目こそ枯れてみえるけれど、その内側から感じる生命力にはっとしたことだよ。
単語・解説
おどろく | カ行四段活用「おどろく」の連体形。びっくりする |
や | 切れ字 |
冬木立 | 冬の季語 |
品詞分解
※名詞は省略してあります。
斧 | ー |
入れ | ラ行下二段活用・連用形 |
て | ー |
香 | ー |
に | 格助詞 |
おどろく | カ行四段活用・連体形 |
や | 間接助詞 |
冬木立 | ー |