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李白『早発白帝城』書き下し文・わかりやすい現代語訳(口語訳)と解説

著者名: 走るメロス
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「早発白帝城」原文・書き下し文・現代語訳と解説

このテキストでは、中国の詩人李白が詠んだ漢詩『早発白帝城』の原文(白文)、書き下し文、わかりやすい現代語訳・口語訳と単語解説を記しています。



白文(原文)

※左から右に読んでください。

辞 白 帝 彩 雲
千 里 江 陵 一 日 還
両 岸 猿 声 啼 不 住
軽 舟 已 過 万 重 山


書き下し文

朝(あした)に辞す白帝彩雲の間

千里の江陵一日にして還(かえ)る

両岸の猿声啼いて住(や)まざるに

軽舟已(すで)に過ぐ万重の山





口語訳(現代語訳)

朝焼け雲に染まる白帝城に、朝早く別れを告げてから

千里も離れた江陵まで、一日で着いた。

(私の乗る船が進む)川の両岸からは猿の鳴き声が絶えず聞こえ

その鳴き声がやまないうちに、船はすでにたくさんの山々の間を過ぎていった。


単語

「あした」と読む。早朝の意味
彩雲朝焼け雲
万重山たくさんの山々



著者情報:走るメロスはこんな人

学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。
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『教科書 探求国語総合』 桐原書店
『教科書 国語総合』 桐原書店
『教科書 国語総合』 教育出版
鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店

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