アンモニア
ふだんの生活の中でアンモニアを手にすることはなかなかないでしょう。アンモニアは水素と酸素が一緒になってできた気体で、
鼻をさすような刺激のつよいにおいがします。
ここでは、人工的にアンモニアを発生させる方法を説明しましょう。方法は何種類もありますが、特に次の2通りがよく出ますので、どちらも覚えておくようにしましょう。
アンモニア水を熱する
アンモニア水を熱して水分をとばすことでアンモニアを作ることができます。
食塩水を熱すると、水分が蒸発して食塩がとれるのと同じですね。ただしアンモニアは
空気よりも軽く、水に溶けやすい気体ですので、
上方置換法で集めます。
塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを混ぜて熱する
続いては、
塩化アンモニウムと
水酸化カルシウムを混ぜて熱する方法です。
塩化アンモニウムのかわりに硫酸や硝酸といった物質を、水酸化カルシウムのかわりに水酸化ナトリウムを使うことも可能です。
アンモニア水+(熱)→アンモニア
塩化アンモニウム+水酸化カルシウム+(熱)→アンモニア