マイナスの世界
天気予報を見ていると、明日の気温は「
マイナス4℃まで下がるでしょう」なんて耳にしますよね。この「マイナス○℃」という表現は、北海道や東北地方でよく見られますね。
おそらくみなさん、この「マイナス」が何なのかはわからなくても、とりあえず「
0℃よりも低いんだろうなー」というのはなんとなくわかっているかと思います。
この0よりも小さい数のことを
負の数(ふのすう)と言います。そして負の数をあらわすのに使う記号が「
-」(マイナス)です。
逆に、いままで勉強してきた0よりも大きな数字のことを
正の数(正の数)と言います。正の数をあらわすために「
+」(プラス)を使いますが、このプラスは省略されることがほとんどです。つまり、
マイナスの記号がついていない数字は全部正の数と思ってください。
負の数のとくちょう
正の数は、数字が大きくなれば大きくなるほど、数も大きくなっていきました。例えば10よりも100、100よりも1000のほうが大きい数字ですよね。
しかし!負の数はちがいます。
マイナスがついていると、数字が大きくなればなるほど、その数は小さくなっていきます。つまり、-10よりも-100、-100よりも-1000のほうが小さいということなんです。
間違いやすいところなので、注意しておきましょう。
正の数と負の数
正の数と負の数の例をあげてみましょう。
【
正の数】
こういったものが正の数です。
【
負の数】
こういったものが負の数です。
練習問題
次の数を、プラス(+)とマイナス(-)を使って表してみましょう
◆
0よりも2だけ大きい数は?
0よりも2だけ大きい数は「2」ですね。
(または「+2」とも書きます。)
◆
0よりも1だけ小さい数は?
0よりも1だけ小さい数は「-1」と書き、
マイナス1と読みます。
◆
0よりも10大きい数は?
0よりも10大きい数は「10」ですね。
(または「+10」とも書きます。)
◆
2よりも3だけ小さい数は?
2よりも3だけ小さい数は「-1」と書き、
マイナス1と読みます。