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3分でわかる徒然草「今日はそのことをなさんと思へど」の内容とポイント
著作名: 走るメロス
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徒然草『今日はそのことをなさんと思へど』

ここでは徒然草の一節『今日はそのことをなさんと思へど』(今日はその事をなさんと思へど、あらぬ急ぎ先づ出で来て紛れ暮らし〜)の内容とポイントを記しています。



※徒然草は兼好法師によって書かれたとされる随筆です。清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』と並んで「古典日本三大随筆」と言われています。

ポイント・要点

人の生活は思った通りにはいかない。そうかと思うと思っていた通りになることもある。結局、物事はすべて定め難いことだと理解することが、真実であり間違いがない。


内容

今日やろうと思っていたことが別用でできなくなる。待ち人が来れなくなったかと思うと思いもよらない人が訪れる。期待していたことはあてが外れる一方で、予期せぬことだけが思い通りになる。難しいと思っていたことは実は簡単で、簡単と思っていたことにてこずったりもする。このようにして一日、一年、一生が過ぎていく。

予測がすべて外れるかと思うと、たまには思った通りになることもあるので、結局、物事はすべて定め難いことだと理解することが間違いがない。



詳しい現代語訳、解説と品詞分解

※現代語訳・口語訳とその解説はこちら
徒然草『今日はそのことをなさんと思へど』わかりやすい現代語訳(口語訳)と解説

※品詞分解はこちら
徒然草『今日はそのことをなさんと思へど』の品詞分解

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