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新羅とは わかりやすい世界史用語600
著作名: ピアソラ
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新羅とは

新羅(しんら・しらぎ)は、古代朝鮮の三国時代における重要な王国の一つであり、その歴史は4世紀半ばから935年まで続きました。新羅は、百済(くだら)や高句麗(こうくり)と共に朝鮮半島を三分していた三国の一つであり、最終的には統一新羅として朝鮮半島全域を統一しました。

新羅の成立と初期の歴史

新羅の成立は、伝説的な初代王赫居世に遡ります。赫居世は紀元前57年に新羅を建国し、彼の治世は紀元前4年まで続きました。新羅は初期には小さな部族連合体として始まりましたが、次第に勢力を拡大し、中央集権的な王国へと発展していきました。

新羅の発展と仏教の導入

新羅は5世紀に入ると、金氏による世襲王朝が確立され、国家としての基盤が強化されました。特に、法興王(514年-540年)の治世においては、仏教が国教として採用され、国家の統一と文化の発展に大きく寄与しました。仏教の導入により、多くの寺院が建立され、その中でも有名なものには黄龍寺や仏国寺、石窟庵などがあります。

新羅の軍事力と統一への道

新羅は軍事的にも強力な国家であり、特に真興王(在位540年-576年)の時代には、独自の軍事組織が編成されました。若い貴族たちで構成され、彼らは新羅の軍事力の中核を担いました。この軍事力を背景に、新羅は唐(中国)と同盟を結び、660年には百済を、668年には高句麗を征服し、朝鮮半島の統一を果たしました。


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