このテキストでは、ラ行変格活用の動詞「あり/有り/在り」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

未然形	あら
連用形	あり
終止形	あり
連体形	ある
已然形	あれ
命令形	あれ

存在する、（物が）ある、（人が）いる。




生きている、無事でいる。






（その場に）
居合わせる、いる、生活する。




時間が経過する。






〜とおっしゃる、〜と書いてある。

※この用法の場合「引用文＋と＋あり」の形で用いられる。



優れている。






栄える。

※この用法の場合「世にあり」の形で用いられる。



〜である。

※この用法の場合、「〜にあり、〜とあり、〜ぞあり、〜にてあり」などの形で用いられることが多い。





（〜の状態で）
ある、いる。

※この用法の場合、形容詞や形容動詞の連用形、助動詞「ず」「べし」の連用形、副詞「さ」「かく」などに付いて用いられることが多い。



お〜になる、ご〜になる。

※この用法の場合、「お〜あり、御〜あり」などの形で用いられる。