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古文単語「だに」の意味・解説【副助詞】
著作名: 走るメロス
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だに

このテキストでは、古文単語「だに」の意味、解説とその使用例を記している。

副助詞

意味1

(願望・命令・仮定などの表現とともに用いられて)
せめて-だけでも

[出典]かぐや姫の昇天 竹取物語
「ここにも心にもあらでかくまかるに、昇らむをだに見送り給へ。」

[訳]:自分も心になくこのようにおいとまするのですから、せめて(天界に)昇るのだけでもお見送りください。


意味2

(多くが下に打ち消しの語を伴って)
〜さえ、〜でさえ

[出典]門出 土佐日記
「一文字をだに知らぬ者、しが足は十文字に踏みてぞ遊ぶ。」

[訳]:一という文字さえ知らない者が、その足は十という文字を(書くように)調子をとって足踏みをして楽しんでいる。


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