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古文単語「ふる/降る」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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「ふる/降る」の意味・活用・使用例【ラ行四段活用】

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「ふる/降る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「ふる」には
旧る/古る
②降る
触る
④震る
⑤振る
⑥経る
などの用法があるが、ここでは「②降る」を扱う

ラ行四段活用

未然形ふら
連用形ふり
終止形ふる
連体形ふる
已然形ふれ
命令形ふれ


意味1:自動詞

(雨や雪などが)
降る

[出典]筒井筒 伊勢物語
「君があたり見つつを居らむ生駒山雲な隠しそ雨は降るとも」

[訳]:あなたがいらっしゃるあたりを見続けておりましょう。生駒山を、雲よ、隠さないでおくれ。雨は降ろうとも


意味2:自動詞

(涙が)
流れ落ちる

[出典]:桐壷 源氏物語
「鈴虫の声の限りを尽くしても長き夜あかずふる涙かな」

[訳]:鈴虫のように声の限りをつくして(鳴いて)も、秋の夜長も足りないほどに流れ落ちている涙です。


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