|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
春暁 (春眠暁を覚えず) |
著作名:
走るメロス
39,773 views |
『春暁(春眠暁を覚えず)』
ここでは、中国の詩人、孟浩然がよんだ句「春暁」の原文(白文)、書き下し文、現代語訳・口語訳、文法解説を記しています。
原文(白文)
※左から右に読んでください。
春 眠 不 覚 暁
処 処 聞 啼 鳥
夜 来 風 雨 声
花 落 知 多 少
書き下し文
春 眠 不 覚 暁
春眠暁を覚えず
しゅんみんあかつきをおぼえず
処 処 聞 啼 鳥
処処啼鳥を聞く
しょしょていちょうをきく
夜 来 風 雨 声
夜来風雨の声
やらいふううのこえ
花 落 知 多 少
花落つること知る多少
はなおつることしるたしょう
現代語訳(口語訳)
春 眠 不 覚 暁
春の眠りは心地がよく、夜が明けるのも気づかないほどです。
処 処 聞 啼 鳥
あちらこちらから鳥のさえずりが聞こえてきます。
夜 来 風 雨 声
そういえば昨夜は風雨の音がしていたな。
花 落 知 多 少
いったいどれほどの花が散ったことでしょうか。
文法解説
■形式:五言絶句
4つの句からなる詩を絶句(ぜっく)といい、8つの句からなる詩を律詩(りっし)といいます。例えば、「春眠不覚暁」を1句と考えます。春暁は4つの句からなるので絶句です。
また、絶句のうち1つの句が5文字からなるものを五言絶句(ごごんぜっく)といい、1つの句が7字からなるもの七言絶句(しちごんぜっく)といいます。
以上から、春暁は「五言絶句」となります。
■押韻:暁・鳥・少
押韻(おういん)とは、漢詩を読んだ時に一定のリズムが出るように、同じ響きの言葉を句の最後に置くことです。例えばこの春暁では、
暁(gyou)、鳥(chou)、少(shou)
が同じ響きの言葉となります。押韻にはルールがあります。五言絶句では、原則として第2句と第4句に同じ響きの言葉が置かれます。この春暁は例外で、第1句、第2句そして第4句が押韻となっているので注意しましょう。
■対句:なし
練習問題にチャレンジ!
『春暁(春眠暁を覚えず)』テストで出題されそうな問題
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
論語 学びてときに之を習う 意味と現代語訳・書き下し文
>
李白『黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る』わかりやすい現代語訳と解説(絶句・押韻など)
>
杜甫 『絶句』テストで出題されそうな問題
>
『春望』の書き下し文と現代語訳
>
杜甫『絶句』 書き下し文・現代語訳と解説
>
最近見たテキスト
春暁 (春眠暁を覚えず)
10分前以内
|
>
|
注目テキスト
中学国語
- 現代文
- 現代文:論説/評論文
- 現代文:小説
- 現代文:随筆
- 現代文:短歌/俳句
- 現代文:文法
- 現代文:文法
- 現代文:作家
- 現代文:作家
- 現代文:ことば
- 現代文:漢字/単語/熟語/ことわざ
- 現代文:その他
- 現代文:その他
- 古典:読み解き
- 古文:文章の訳/読み解き
- 漢文:文章の訳/読み解き
- 古典:文法
- 古文:文法
- 漢文:文法
- 古典:ことば
- 古文:単語/ことば
- 漢文:単語/ことば
- 古典の基礎知識
- 古文の基礎知識
- 漢文の基礎知識
- 古典:その他
- 古典:その他