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『見渡せば山もとかすむ水無瀬川 夕べは秋となに思ひけむ』 現代語訳と品詞分解・文法解説
著作名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、新古今和歌集に収録されている歌「見渡せば山もとかすむ水無瀬川 夕べは秋となに思ひけむ」の原文、現代語訳・口語訳、品詞分解とその解説を記しています。



※新古今和歌集(しんこきんわかしゅう)は、鎌倉時代初期に編纂された勅撰和歌集(ちょくせんわかしゅう)です。勅撰和歌集とは、天皇や上皇の命令により編集された和歌集のことです。

原文

見渡せば山もとかすむ水無瀬川 夕べは秋となに思ひけむ

ひらがなでの読み方

みわたせば やまもとかすむ みなせがわ ゆふべはあきと なにおもひけむ

現代語訳


見渡してみると、山のふもとがかすんで、そこを水無瀬川が流れている。夕べの情趣は秋に限ると、などとどうして思っていたのだろう。こんなにすばらしい春の夕べがあるのも知らないで。

単語

見渡せば歌の詠み合いをしていた宮からのながめ
山もと水瀬川のふもとを指す
夕べは秋「夕べは秋が素晴らしい」、と枕草子の言い方をまねている
なに思ひけむ「なに」は疑問を表す副詞、「けむ」は過去の原因推量を表す助動詞


品詞分解

※名詞は省略してあります。



見渡せサ行四段活用・已然形
接続助詞
山もと
かすむマ行四段活用・連体形
水無瀬川
夕べ
係助詞
格助詞
なに副詞
思ひハ行四段活用・連用形
けむ過去の原因推量を表す助動詞・連体形


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