更新日時:
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ロマン派の音楽~音楽史~ |
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著作名:
モーツァルト
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ロマン派の音楽は、人間の感情や個性を重視している
19世紀から20世紀の初期
自由を求めるロマン主義の影響で、それまで主流であった「形式の美を追求していた音楽」から、「人間の感情や個性を重視する音楽」に変わっていきました。
この時代は、前期ロマン派、後期ロマン派、新古典派、国民楽派と、大きくわけで4つにわけた見方をすることができます。
この時期は、リートと呼ばれる歌曲が主流で、詩的な雰囲気のものが流行しました。また歌劇が、内容・規模ともに発達。更にピアノの改良とともに、ピアノ音楽も発達しました。
シューベルト、ウェーバー、シューマン、ショパン、メンデルスゾーンが代表的な作曲家です。
この時期は、文学や絵画的な要素を持った作品(標題音楽)が多くなり、交響詩(※1)や無言歌(※2)など、新しい音楽が生まれました。
ワーグナー、ベルリオーズ、リスト、ヴェルディ、ヨハン=シュトラウス、サン=サーンス、フォスターなどが代表的な作曲家です。
※1交響詩とは、絵画的な内容を表現する管弦楽曲の作品のことです。
※2無言歌とは、「言葉のない歌」の意味で、ロマン時代の伝統的な叙情作品のことです。代表作品はほとんどがピアノ曲になります。
ロマン派の流れの中において、古典派の作風を尊重した音楽です。
代表的な作曲家はブラームスです。
北欧諸国を中心に、自国の民族性や国民性を素材に作られた民族主義の音楽です。自国の民謡や郷土音楽、また祖国への想いをテーマとした、民族愛の色合いが濃いということが特徴です。
ロシアでは、チャコフスキーを始め、ロシア5人組と呼ばれるバラキレフ、ボロディン、キュイ、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフらが活躍し、ボヘミアではスメタナやドヴォルザーク、北欧ではグリーグ、シベリウスらが代表的な作曲家として活躍をしました。
作曲家 | 別名 |
シューベルト | 「歌曲の王」 |
ウェーバー | 「ドイツ国民歌劇の父」 |
ロッシーニ | 「ロマン派歌劇の大家」 |
ショパン | 「ピアノの詩人」 |
ワーグナー | 「楽劇王」 |
リスト | 「ピアノの魔術師」 |
ヨハン=シュトラウス | 「ワルツの父」 |
フォスター | 「アメリカ音楽の父」 |
ビゼー | 「フランス歌劇の大家」 |
サン=サーンス | 「フランスのモーツァルト」 |
この他にも
・メンデルスゾーン(結婚行進曲、ヴァイオリン協奏曲が有名)
・ヴェルディ(イタリア最大のオペラ作家)
・ブラームス(ドイツにおける3Bの一人。残り2人はバッハ、ベートーヴェン)
・プッチーニ(イタリアオペラの頂点を築いた1人。)
・サラサーテ(ヴァイオリン曲「ツィゴイネルワイゼン)の作曲者)
このように様々な有名作曲家がこの時代に属しています。
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