|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
『登鸛鵲楼(かんじゃくろうに登る)』書き下し文・現代語訳(口語訳)と文法解説 王之渙 |
著作名:
走るメロス
287,843 views |
王之渙『登鸛鵲楼』の原文・現代語訳と絶句・押韻・対句の有無などを徹底解説
このテキストでは、中国の詩人王之渙が詠んだ漢詩「登鸛鵲楼」((※1)鸛鵲楼に登る)の原文(白文)、書き下し文と現代語訳・口語訳、文法解説(五言絶句・押韻・対句の有無など)を記しています。
原文(白文)
※左から右に読んでください。
白 日 依 山 尽
黄 河 入 海 流
欲 窮 千 里 目
更 上 一 層 樓
書き下し文
白 日 依 山 尽
白日、山に依りて尽き
はくじつ、やまによりてつき
黄 河 入 海 流
黄河、海に入りて流る。
こうが、うみにいりてながる
欲 窮 千 里 目
千里の目を窮めんと欲し
せんりのめをきわめんとほっし
更 上 一 層 樓
更に上る一層の楼。
さらにのぼる、いっそうのろう
現代語訳
(※2)白 日 依 山 尽
輝く太陽が、山に寄り添って沈んでいき
黄 河 入 海 流
黄河は、海に向かって流れている。
欲 窮 (※3)千 里 目
(この雄大な景色を)千里先まで見渡したいと思い
更 上 一 層 樓
更に1つ上の階へと(楼閣を)登った。
単語
(※1)鸛雀樓 | 「かんじゃくろう」建物の名前 |
(※2)白日 | 輝く太陽。2句目の「黄」河との色の対比を感じること |
(※3)千里目 | 千里彼方まで見渡せる眺め |
■次ページ:五言絶句・押韻・対句の有無など
1ページ
|
前ページ
|
1/2 |
次ページ |
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
『創業守成(創業は易く守成は難し)』 書き下し文・わかりやすい現代語訳(口語訳)と文法解説
>
十八史略『鶏口牛後(蘇秦者、師鬼谷先生〜)』の書き下し文と現代語訳
>
于武陵『勧酒』書き下し文・わかりやすい現代語訳(口語訳)と文法解説
>
『創業守成(創業は易く守成は難し)』テストで出題されそうな問題
>
菅原道真『不出門』現代語訳・書き下し文と解説
>