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タグ 職の御曹司におはしますころ

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職の御曹司におはしますころ 職(しき)の御曹司(おんぞうし)におはしますころ、木立などの、遙かにものふり、屋のさまもたかう、けどほけれど、すずろにをかしうおぼゆ。 母屋(もや)は鬼ありとて、南へ... (全て読む)
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職の御曹司におはします頃、西の廂にて 職の御曹司におはしますころ、西の廂(ひさし)にて不断の御読経あるに、仏などかけたてまつり、僧どものゐたるこそさらなるなれ。二日ばかりありて、縁のもとに、あや... (全て読む)
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職の御曹司におはします頃、西の廂にて 其の一 師走(しはす)の十余日のほどに、雪いみじう降りたるを、女官どもなどして、縁にいとおほく置くを、おなじくは、庭にまことの山をつくらせ侍らむとて、侍(さ... (全て読む)
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職の御曹司におはします頃、西の廂にて 其の二 さて、雪の山つれなくて年もかへりぬ。一日の日の夜、雪のいとおほく降りたるを、 うれしくもまたふりつみつるかな、と見るに、 「これはあひなし。はじめの... (全て読む)
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職の御曹司におはします頃、西の廂にて 其の三 里にても、まづあくるすなはち、これを大事にて見せにやる。十日のほどに、 「五日待つばかりはあり」 といへば、うれしくおぼゆ。また、昼も夜もやるに、十... (全て読む)

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