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9_80 ことば / 単語

古文単語「おとづる/訪る」の意味・解説【ラ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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「おとづる/訪る」の意味・活用・使用例【ラ行下二段段活用】

このテキストでは、ラ行下二段活用の動詞「おとづる/訪る」の意味、解説とその使用例を記している。

ラ行下二段活用

未然形おとづれ
連用形おとづれ
終止形おとづる
連体形おとづる
已然形おとづれ
命令形おとづよ


意味1:自動詞

声や音を立てる

[出典]百人一首
「夕されば 門田の稲葉 おとづれて あしのまろ屋に 秋風ぞ吹く」

[訳]:夕方になると、(家の門の前にある)田んぼの稲の葉に(そよそよと)音を立てて、葦ふきの粗末な家に秋風が吹くことです


意味2:自動詞

訪問する、訪れる

[出典]:伊勢物語
「年ごろおとづれざりける人の、桜の盛りに見に来たりければ...」

[訳]:長年訪れてこなかった人が、桜の盛りに(花を)見にやってきたので...


意味3:自動詞

手紙を出す、手紙などで様子を尋ねる

[出典]:須磨 源氏物語
「いみじう心憂ければ、これよりも絶えて訪れきこえたまはず。」

[訳]:たいそう情けないので、こちらからも少しもお手紙をお出し申し上げなさらない。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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