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18_80 西アジア・地中海世界の形成 / 古代オリエント世界

カナーン人とは 世界史用語171

著者名: ピアソラ
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カナーン人とは

カナーン人とは、紀元前2千年紀から紀元後1世紀まで、現在のイスラエルやパレスチナ、ヨルダン、レバノン、シリアなどの地域に住んでいたセム語系の民族の総称です。カナーン人は、聖書に登場するカナンの地の住民として知られており、カナンという名前は、ノアの孫でハムの息子であるカナンに由来しています。

カナーン人は、多神教であり、場合によっては一神崇拝的な宗教を信仰していました。カナーン人の宗教における最高神はエルと呼ばれ、その子供たちが神々の一族を形成していました。エルの妻はアシェラという女神で、豊穣や生命の象徴でした。カナーン人の宗教には、他にもバアル、アナト、モト、ヤム、ダゴン、アスタルトなどの神々が登場します。カナーン人は、神々に対して祭壇や神殿で供物や祈りを捧げたり、神話や詩を歌ったりしていました。

カナーン人は、墓に副葬品を置いたり、死者に食べ物や飲み物を供えたりしていました。死者は敬われ、時には助けを求められたりもしました。
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・カナーン人とは 世界史用語171

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『世界史B 用語集』 山川出版社

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