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オーストロネシア語族とは 世界史用語84

著者名: ピアソラ
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オーストロネシア語族

オーストロネシア語族は、世界で最も広く分布し、最も多くの言語を含む言語の一族です。約1200の言語がこの一族に属し、約3億8600万人(世界人口の4.9%)が話しています。オーストロネシア語族の言語は、インドネシア、フィリピン、マダガスカル、太平洋の島々、台湾、マレーシア、ベトナム、カンボジア、ラオスなどの地域で話されています。主要なオーストロネシア語には、マレー語(インドネシア語として知られる)、ジャワ語、スンダ語、タガログ語(フィリピン語として知られる)、マダガスカル語などがあります。

オーストロネシア語族の起源と歴史については、多くの研究が行われてきました。オーストロネシア語族の祖語である原オーストロネシア語は、約6000年前に台湾で話されていたと考えられています。その後、オーストロネシア語族の話者は、航海技術と農業の発展によって、東南アジアや太平洋の島々に広がっていきました。オーストロネシア語族は、その拡散過程で多様化し、さまざまな言語グループに分かれました。オーストロネシア語族の言語グループには、台湾の原住民の言語(フォルモサ語)、マレー・ポリネシア語、オセアニア語などがあります。オーストロネシア語族の言語は、それぞれの地域の文化や歴史と密接に関係しており、オーストロネシア語族の話者のアイデンティティや世界観を反映しています。

オーストロネシア語族の言語は、音韻、語彙、文法などの面で共通の特徴を持っています。オーストロネシア語族の言語は、音節の構造が単純で、母音の数が少なく、子音の数が多い傾向があります。また、オーストロネシア語族の言語は、語根に接頭辞や接尾辞を付けて新しい語を作る派生法を用いることが多く、複合語や重複語もよく見られます。オーストロネシア語族の言語は、人称代名詞や数詞などの基本的な語彙にも類似点があり、これらの語彙は原オーストロネシア語から受け継がれたと考えられています。オーストロネシア語族の言語は、文法の面でも、主語・述語・目的語の語順が自由で、動詞の前に置かれる接辞によって動詞の時制や相や態度などを表すことが多いという特徴があります。
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・オーストロネシア語族とは 世界史用語84

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『世界史B 用語集』 山川出版社

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