新規登録 ログイン

9_80 ことば / 単語

古文単語「おしひしぐ/押し拉ぐ」の意味・解説【ガ行四段活用】

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
おしひしぐ/押し拉ぐ

このテキストでは、ガ行四段活用の動詞「おしひしぐ/押し拉ぐ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ガ行四段活用

未然形おしひしが
連用形おしひしぎ
終止形おしひしぐ
連体形おしひしぐ
已然形おしひしげ
命令形おしひしげ


意味1:他動詞

押しつぶす

[出典]五月ばかりなどに 枕草子
「蓬の、車に押しひしがれたりけるが、輪の回りたるに、近ううちかかりたるもをかし。」

[訳]:蓮で、牛車に押しつぶされたものが、(牛車の)車輪がまわるにつれて、(窓の)近くに(あがってきて)掛かるのは趣があってよい。


意味2:他動詞

押さえつける

[出典]:宮に初めて参りたるころ 枕草子
「大かた『心づきなし』とおぼゆれば、さるをりも、おしひしぎつつあるものを、まいていみじ。憎し。」

[訳]:(くしゃみは)だいたいにおいて「気に入らない」と思うので、(自分がくしゃみがでそうな)そのような場合も、押さえつけているのに、まして(私の発言にあわせたかのように誰かがくしゃみをしたのは)ひどい。しゃくに障る。

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 6,199 pt 
 役に立った数 1 pt 
 う〜ん数 0 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。