「よさむ/夜寒」の意味・活用・使用例【名詞】
このテキストでは、古文単語「
よさむ/夜寒」の意味、解説とその使用例を記している。
名詞
■意味
夜が寒く感じられる時期。
[出典]:
折節の 徒然草
「七夕まつるこそなまめかしけれ。やうやう
夜寒になるほど、雁鳴きて来るころ、萩の下葉色づくほど、早稲田刈り干すなど、取り集めたることは秋のみぞ多かる。」
[訳]:七夕をまつることは、優雅である。だんだんと
夜が寒く感じられる時期になる頃、雁が鳴きながらやってくる頃、萩の下の方にある葉が赤く色づく頃、早稲の稲を刈り取って干しているなど、(いろいろと趣のあることを)集めているのは秋が特に多い。