「あます/余す」の意味・活用・使用例【サ行四段活用】
このテキストでは、サ行四段活用の動詞「
あます/余す」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
サ行四段活用
| 未然形 | あまさ |
| 連用形 | あまし |
| 終止形 | あます |
| 連体形 | あます |
| 已然形 | あませ |
| 命令形 | あませ |
■意味1:他動詞
もてあます、余計な者として扱う。
[出典]:都遷り 方丈記
「時を失ひ世に余されて、期するところなき者は、憂へながらとまりをり。」
[訳]:(出世の)機会を失い世間から余所者にされて、将来に期待するところのない者は、愚痴をこぼしながら(旧都に)留まっている。
■意味2:他動詞
取り逃がす、討ち残す。
[出典]:
木曾最期 平家物語
「只今なるのは大将軍ぞ。
あますな者ども、もらすな若党、うてや」
[訳]:たったいま(名乗った)のは大将軍だ。
討ち残すな皆の者よ、取り逃がすな若者ども、討て。