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古文単語「ながらふ/永らふ/長らふ/存らふ」の意味・解説【ハ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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ながらふ/永らふ/長らふ/存らふ

このテキストでは、ハ行下二段活用の動詞「ながらふ/永らふ/長らふ/存らふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「ながらふ」には
①永らふ/長らふ/存らふ
②流らふ
などの用法があるが、ここでは「①永らふ/長らふ/存らふ」を扱う。

ハ行下二段活用

未然形ながらへ
連用形ながらへ
終止形ながらふ
連体形ながらふる
已然形ながらふれ
命令形ながらへよ


意味1:自動詞

長く続く、長く留まる

[出典]:若菜上 源氏物語
「数ならぬ方にても、ながらへし都を棄ててかしこに沈みゐしをだに...」

[訳]: 数にも入らない身分ながらも、長く留まっていた都を捨ててあそこ(明石の国)に落ちぶれていたことだけでも...


意味2:自動詞

生きながらえる、長生きする

[出典]新古今和歌集・小倉百人一首
「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする」

[訳]:(私の)命よ、絶えるのならば絶えてしまえ。このまま長く生きていれば、耐え忍ぶ力が弱って(心に秘めた恋がばれて)しまいそうだから。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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