「ねや/閨」の意味・活用・使用例【名詞】
このテキストでは、古文単語「
ねや/閨」の意味、解説とその使用例を記している。
名詞
■意味1
寝室、寝所。
[出典]:
蓬莱の玉の枝 竹取物語
「かぐや姫の言ふやう、『親ののたまふことを、ひたぶるにいなび申さむことのいとほしさに。』取りがたきものを、かくあさましくて持てきたることをねたく思ひ、翁は、
閨のうち、しつらひなどす。」
[訳]:かぐや姫が言うことには、「親のおっしゃることを、ひたすらにお断り申し上げることの気の毒さに(手に入れることが難しい物をリクエストしたのですが)。」手に入れるのが難しい物を、このように意外にも持ってきたことをいまいましく思い、翁は
寝室の中を、調度品の飾り付けなどをしています。
■意味2
女性の部屋、家の奥の部屋。