うつくしげなり/美しげなり/愛しげなり
このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「
うつくしげなり/美しげなり/愛しげなり」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容動詞・ナリ活用
未然形 | うつくしげなら | ◯ |
連用形 | うつくしげなり | うつくしげに |
終止形 | うつくしげなり | ◯ |
連体形 | うつくしげなる | ◯ |
已然形 | うつくしげなれ | ◯ |
命令形 | うつくしげなれ | ◯ |
■意味
みるからに可愛らしい感じ、きれいな感じがする。
[出典]:
若紫・北山の垣間見 源氏物語
「四十余ばかりにて、いと白うあてにやせたれど、面つきふくらかに、まみのほど、髪の
うつくしげにそがれたる末も...」
[訳]:四十歳すぎほどで、とても(色が)白く上品でやせてはいますが、顔つきはふっくらとしていて、目元や、
きれいに切りそろえられた髪の端も...