ただちに/直ちに
このテキストでは、古文単語「
ただちに/直ちに」の意味、解説とその使用例を記している。
副詞
■意味1
直接に、じかに、まっすぐに。
[出典]:御前の火炉に 徒然草
「御前の火炉に火を置く時は、火箸してはさむ事なし。土器より、直ちに移すべし。」
[訳]:御前にある火鉢に火種をいれるときは、火箸ではさんでいれることはしない。土器から、直接移さなくてはならない。
■意味2
すぐに、ただちに。
[出典]:
ある人、弓射ることを習ふに 徒然草
「なんぞ、ただ今の一念において、
ただちにすることのはなはだ難き。 」
[訳]:どうして、現在の一瞬に、
すぐに実行することはとても難しいのでしょうか。