|
ことば / 単語 古文単語「さては/然ては」の意味・解説【副詞・接続詞】
著者名:
走るメロス
|
|
|
|
さては/然ては
このテキストでは、古文単語「 さては/然ては」の意味、解説とその使用例を記している。
「さては」には、
①副詞
②接続詞
としての用法がある。
①副詞
■意味
そのままでは、そのような状態では。
[出典]:燕の子安貝 竹取物語
「さてはえ取らせ給はじ。」
[訳]:そのような状態では取らせになることがおできになるまい。
②接続詞
■意味1
それでは、それならば。
[出典]: 中納言参りたまひて 枕草子
「 さては、扇のにはあらで、海月のななり。」
[訳]: それでは、扇の骨ではなくて、くらげの骨のようですね。
■意味2
その他に、それからまた、そして。
[出典]: 若紫・北山の垣間見 源氏物語
「清げなる 大人二人ばかり、 さては童べぞ出で入り遊ぶ。」
[訳]:こざっぱりとして美しい年配の女房が二人ばかり、 その他に子どもたちが(部屋に)出たり入ったりして遊んでいます。
|
|
副詞,
紫式部,
源氏物語,
清少納言,
枕草子,
単語,
接続詞,
竹取物語,
古文単語,
中納言参りたまひて,
解説,
意味,
若紫,
北山の垣間見,
燕の子安貝,
さては,
然ては,
|
|
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂 |
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse |
この科目でよく読まれている関連書籍
|
|
|