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18_80 ヨーロッパ世界の形成と変動 / 西ヨーロッパ世界の成立

カトリックの成立と発展 ② ~カール戴冠とローマ教皇~

著者名: エンリケ航海王子
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カール戴冠

ピピンの死後、フランク王国は息子二人に継承され2つに分裂しますが、その二人の死後、その息子のカールによって再びフランク王国が統一されます。

カールは、積極的に遠征を行い、774年宿敵ロンバルト族を滅ぼし、ザクセン人アヴェール人イスラム勢力と戦い、領土を拡大して行きました。

遠征を繰り返した結果、フランク王国は西ヨーロッパの広大な地域を領土としました。

西ヨーロッパの盟主となったフランク王国に対し、ローマ教皇はビザンツ皇帝からの完全な独立を求め、カールの戴冠を試みます。

ときの教皇レオ3世は、800年、ローマのサン=ピエトロ寺院において、カールにローマ皇帝の冠をかぶせました。

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(カール戴冠)

ここに、西ローマ帝国の権威が復活し、カトリック教会の勢力も拡大しました。

この西ローマ教皇レオ3世は、聖像禁止令を発布したビザンツ皇帝レオン3世とは別人です。注意しましょう。


カールは、国内政策において各地に巡察使を派遣し、中央集権体制を確立すると同時に、学問も保護し、カロリング=ルネサンスという学問活動を支援しました。

このカールの戴冠はフランク王国だけでなく、ローマ教会やさまざまな思惑が一致して起きた出来事でした。

同時に、カールの戴冠によって、ギリシア・ローマ文化キリスト文化、ゲルマン文化という三要素が初めて融合し、西ヨーロッパ世界の基礎が形成されたたと言えます。
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