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9_80 ことば / 単語

古文単語「たのし/楽し」の意味・解説【形容詞シク活用】

著者名: 走るメロス
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「たのし/楽し」の意味・活用・使用例【形容詞シク活用】

このテキストでは、シク活用の形容詞「たのし/楽し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

形容詞・シク活用

未然形たのしくたのしから
連用形たのしくたのしかり
終止形たのし
連体形たのしきたのしかる
已然形たのしけれ
命令形たのしかれ


意味1

(精神的に満ち足りて)
愉快だ、楽しい

[出典]梅花の宴より 万葉集
「「正月立ち春の来たらばかくしこそ梅を招きつつ楽しき終へめ」

[訳]:正月になり春がやってきたならば、毎年このように梅を招き寄せては楽しみの限りを尽くそうではないですか


意味2

(物理的に満ち足りて)
裕福だ、何不自由ない

[出典]留志長者のこと 宇治拾遺物語
「今は昔、天竺に、留志長者とて、世にたのしき長者ありけり。」

[訳]:今となっては昔のことですが、天竺に、留志長者といって、非常に裕福な長者がいました。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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